まず、カーネルの再構築の方法を説明します。
まず、/sys/pc98/conf
にカーネルの設定内容を書いたファイル
(ここでは、SARU
としておきます) を作成します。
とりあえずは、GENERIC98
をコピーし、後で
述べる内容に従って書き換えます。(ゼロから書くとよく間違えることが
ありますので、GENERIC98
をコピーして使用することをお勧め
します。)
# cd /sys/pc98/conf
# cp GENERIC98 SARU
# vi SARU
つぎに、config(8) を使用します。これは、必ず
98用の /usr/sbin/config
を使用して下さい。
# config SARU
Removing old directory ../../compile/SARU (出ない時もある)
Kernel build directory is ../../compile/SARU
つぎにカーネルを作るディレクトリに移動します。
# cd ../../compile/SARU
または
# cd /sys/compile/SARU
ここで、compile
の次のディレクトリ名は configファイルの
名前になります。
次にファイルの依存性を設定します。
# make depend
いよいよコンパイル。
# make
エラーがなければ成功です。エラーがあった場合はとりあえず
configファイルの中身を疑ってみて下さい。
最後に恐怖のインストールです。
# make install
古いカーネルは kernel.old
として保存されます。これで、
リブートすれば新しいカーネルが動きます。
# reboot
不幸にも動かない場合はリブートできればリブートし、
ハングアップした時はリセットして下さい。そして、ブート時の
カーネルの名前を入れろといってきた時 (Boot:と表示されている時) に
kernel.old<CR>
と入力してください。これで古いカーネルでブートします。
使用する make は FreeBSD に付属の ucb make です。 GNU make ではコンパイルできないので注意して下さい。