30行表示を有効にするためには30行表示対応のカーネルを作成する 必要があります。そのためには、
/sys/pc98/pc98/module.h (30行表示のパラメータ) /sys/pc98/conf/XXX (カーネルconfigファイル)を編集しなければなりません。
module.h
の編集/sys/pc98/pc98/module.h
を適当なエディタを用いて
編集します。変更するのは、
<hr>
#define LINE30_ROW 30 #define _CR 80 #define _VS 7 #define _HS 6 + 1 #define _HFP 10 + 1 #define _HBP 7 + 1 #define _VFP 7 #define _VBP 25<hr> の部分です。これ以外のところを書き換えてはいけません。
LINE30_ROW
は、一画面の行数です。_CR
は、一行の文字数です。_VS
は、垂直同期信号の幅です。_HS
は、水平同期信号の幅です。_HFP
は、CRT右側の非表示区間です。_HBP
は、CRT左側の非表示区間です。_VFP
は、CRT下側の非表示区間です。_VBP
は、CRT上側の非表示区間です。mkmodule.com
の
表示する値を使うことができます。あらかじめDOS上で確認しておくと
便利です。また、mkmodule
の出力から半自動的に作成することも
できます。
module.h
の半自動作成module.h
の作成ですが、mkmodule
を使用できる場合は、
その出力から半自動的に作成することができます。手順は以下の通りです。
mkmodule.com
を実行する。module??.inc
というファイルを作成する。mkmodule
を終了する。module??.inc
を2HCディスクにコピーする。module??.inc
を適当なディレクトリーに
コピーする。mk30line
を実行する。module??.inc
の正しいファイル名を入力し、
リターンキーを押す。module??.inc
にしたがって
/sys/pc98/pc98/module.h
が作成されます。
/sys/pc98/pc98/module.h
の 書き込みパーミションが
無いと実行できません。
/sys/pc98/conf
の下のカーネルのconfigファイルに、
<hr>
options "LINE30"<hr> を加えて下さい。もし、すでにある場合は変更する必要はありません。 また、コメントアウトされている場合は、`#'を外して下さい。
いつものように(?)カーネルを再構築して下さい。カーネルの再構築の解説は カーネルの再構築 にあります。