FreeBSD(98) ハンドブック : FreeBSD(98)でIP接続 : 各種設定 : routing daemonの設定
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3.6.5. routing daemonの設定

標準で routed が ``-q'' オプション付で起動されます。 default routerも含め、すべての router がお喋りであれば (ネットワーク上に経路情報がながれていれば) このままで使用することが できます。しかし、default router すら経路情報を流さない場合や、 gatedを使用する場合は変更が必要です。もし、default router が 経路情報を流さない場合は、/etc/rc.conf

defaultrouter=NO
となっている部分のNO を削除し、default router の IPアドレスを ``'' で囲んで記述しておいて下さい。

また、routerでないくせに defaultを喋るとんでもない計算機が ネットワーク上にある場合など、default routerも含めてすべての 経路情報を静的に指定する場合は、static_routesと、 route_hogehoge という項目を指定します。指定の方法は、 <hr>

static_routes="route1 route2 route3"
          route_route1="-net destination1 gateway1"
          route_route2="-net destination2 gateway2"
          route_route3="-host destination3 gateway3"
<hr> のようにします。destination?gateway? は それぞれ、行き先とゲートウェイの IPアドレスにします。 上記の例では route1route2 は ネットワークに対する経路制御で、route3 は特定の ホストに対する経路制御です。詳しくは route(8) の マニュアルページを参照して下さい。起動時に、 static_routes に設定された名前を見て、
route_その名前
に設定された内容を route add の後につける形で route(8) が実行されます。


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