イーサネットボードを使用するにはカーネルを再構築する必要があります。 そこで、まず、カーネルのconfigファイルを書き換えます。 ここでは、configファイルの名前を SARU とします。 カーネルの再構築 を参考にして イーサネットボードのデバイスドライバーを有効にします。 エディタは好きなものを使って下さい。vi でも emacs でもいいし、 edでももちろんOKです。
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device ed0 at isa? port 0x00d0 net irq 6 vector edintr<hr> を加えます。すでにこのエントリーがある場合は加える必要がありません。 この時、
port
の後の I/Oポートアドレスと irq
の後の
割り込み番号が LGYSETUP
で指定した内容と同じかどうか確認して下さい。
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device ed9 at isa? port 0xa3d0 net irq 6 flags 0xb00000 vector edintr<hr> を加えます。すでにこのエントリーがある場合は加える必要がありません。 この時指定した、port の後の I/Oポートアドレスと irq の後の割り込み 番号を使って、初期化時に自動設定します。port は 0x?3d0、irq は 3,5,6 のいずれかのみが設定可能です。詳しくは configファイルの中身 を参照して下さい。
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device ed8 at isa? port 0x03d0 net irq 6 iomem 0xd0000 iosiz 16384 flags 0xa00000 vector edintr<hr> <hr>
#device ed3 at nec? port 0xa4d0 net irq 6 flags 0x300000 vector edintr<hr> を加えます。すでにこのエントリーがある場合は加える必要がありません。 この時、port の後の I/Oポートアドレスと irq の後の割り込み番号が DIAG で指定した内容と同じかどうか確認して下さい。
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device ed5 at isa? port 0x00d0 net irq 6 iomem 0xd0000 iosiz 16384 flags 0x600000 vector edintr<hr> を加えます。すでにこのエントリーがある場合は加える必要がありません。 この時、
port
の後の I/Oポートアドレス、irq
の後の
割り込み番号および iomem
の後のメモリーウィンドウの
アドレスがボードの設定と同じであることを確認して下さい。
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device fe0 at isa? port 0x00d0 net irq 3 vector feintr<hr> を加えます。すでにこのエントリーがある場合は加える必要がありません。 この時、
port
の後の I/Oポートアドレスと irq
の後の
割り込み番号がボードの設定と同じであることを確認して下さい。
割り込みレベルと割り込み番号については 割り込みレベルと割り込み番号 を 参照して下さい。
さて、configファイルを書き換えたらカーネルを作成しリブートします。 まだイーサネットボードには LANケーブルをつながないで下さい。
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# cd /sys/pc98/conf # config SARU # cd ../../compile/SARU # make depend all install # sync; sync; sync # reboot<hr>
メモリーチェックなどの後コピーライトメッセージを表示しデバイスを プローブします。そのとき
ed0: address 00:40:26:03:xx:xx, type LGY-98 (16bit)
C-NET(98)E-A/L-Aは、EGYとして認識されます
ed9: address 00:xx:xx:xx:xx:xx, type EGY-98 (16bit)
ed8: address 00:80:4C:xx:xx:xx, type CNET98E/L (16bit)
ed5 at 0xd0 irq 6 maddr 0xd0000 msize 16384 on pc98 ed5 address 00:00:f4:0d:xx:xx, type SIC-98
fe0: address 00:00:f4:yy:yy:yy, type RE1000
ボードに LANケーブルをつなぐまでは起動にかなり時間が かかることがあります。エラーメッセージも出る場合がありますが 気にしないで下さい。誤った設定で接続すると世界中に迷惑を かけることになるので我慢して下さい。