サーバー側では
/etc/exports /etc/rc.conf (デーモンの数を変えたい時)を書き換えます。
/etc/exports
これは、どのディレクトリーをどのクライアントに提供するかを 設定します。1行に 1つのエントリーを記述していきます。 エントリーの形式には 2通りあり、ひとつは絶対パスでディレクトリーを 指定したものをホワイトスペースで区切って並べます。 もうひとつは、`-alldirs'フラグとともにディレクトリーを指定し、 その下の全てのディレクトリーをマウントポイントと できるようにします。同じディレクトリーを複数書き並べ、ホストや ネットワークごとにことなる条件でエクスポートすることができます。 エントリーの 2番目の項目は、どのようにエクスポートするかを指定します。 書き込みを許すのかそれとも読みだし専用にするのかとか、 ユーザIDをどのように取り扱うかなどのオプションです。 使用できるオプションは
クライアントの rootは、サーバ上の userとしてアクセスできます。 userはユーザ名または数字で指定します。
rootとしてアクセスできるユーザのグループを指定します。グループ は数字でも名前でもかまいません。
クライアントのすべての uidをサーバーの uidとして使用します。
書き込み禁止でエクスポートします。
Kerberosによる認証機構を使用します。(Kerberosが稼働していて かつTCPを使用する場合にのみ使用可能)
例
/usr /usr/local -maproot=0:10 friends /usr -maproot=daemon grumpy.cis.uoguelph.ca 131.104.48.16 /usr -ro -mapall=nobody /u -maproot=bin: -network 131.104.48 -mask 255.255.255.0 /u2 -maproot=root friends /u2 -alldirs -kerb -network cis-net -mask cis-mask
/u2
、/usr
と /usr/local
は
friendsに読み書き可でエクスポートされます。クライアントの
rootはサーバーの uid=0、gid=10とみなされます。
/usr
は、さらに、grumpy.cis.uoguelph.ca
と
131.104.48.16 に読み書き可でエクスポートされます。
クライアントのrootはサーバーの daemonとみなされます。
それ以外のユーザについては、クライアントの uidと gidを使用します。
/usr
は さらにリードオンリーで世界中に
エクスポートされます。すべてのユーザーは nobodyとみなされます。
/u
は、サブネット 131.104.48 のすべてのホストに
エクスポートされます。クライアントの rootは binとみなされ、
どのグループにも属しません。
cis-netに属する全てのホストは /u2
のしたの全ての
ディレクトリをマウントすることができます。すべてのユーザが
クライアントの uidと gidを使用します。また、Kerberosによる
認証機構が働きます。
/etc/rc.conf
起動時にサーバーを機能させたい場合は、
/etc/rc.conf
の
nfs_server_enable=NOを
nfs_server_enable=YESにします。
/etc/rc.network
NFSデーモンは rcで起動されます。/etc/rc.network
をみると、
<hr>
if [ "X${nfs_server_enable}" = X"YES" -a -r /etc/exports ]; then echo -n ' mountd' if [ "X${weak_mountd_authentication}" = X"YES" ]; then mountd_flags="-n" fi mountd ${mountd_flags} if [ "X${nfs_reserved_port_only}" = X"YES" ]; then echo -n ' nfsprivport=YES' sysctl -w vfs.nfs.nfs_privport=1 >/dev/null 2>&1 fi echo -n ' nfsd'; nfsd ${nfs_server_flags} if [ "X$rpc_lockd_enable" = X"YES" ]; then echo -n ' rpc.lockd'; rpc.lockd fi if [ "X$rpc_statd_enable" = X"YES" ]; then echo -n ' rpc.statd'; rpc.statd fi fi<hr> となっています。必要に応じて
/etc/rc.conf
の
nfs_server_flags="-u -t 4"の数字を変更して下さい。