FreeBSD(98) ハンドブック : FreeBSD(98)でIP接続 : カーネルの準備
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3.5. カーネルの準備

イーサネットボードを使用するにはカーネルを再構築する必要があります。 そこで、まず、カーネルのconfigファイルを書き換えます。 ここでは、configファイルの名前を SARU とします。 カーネルの再構築 を参考にして イーサネットボードのデバイスドライバーを有効にします。 エディタは好きなものを使って下さい。vi でも emacs でもいいし、 edでももちろんOKです。

MELCO EGY/LGY/LGYシリーズおよびICM IF-2766ET/AD-ET2-T

<hr>

device  ed0     at isa? port 0x00d0 net irq 6 vector edintr
<hr> を加えます。すでにこのエントリーがある場合は加える必要がありません。 この時、port の後の I/Oポートアドレスと irq の後の 割り込み番号が LGYSETUP で指定した内容と同じかどうか確認して下さい。

CONTEC C-NET(98)E/L, C-NET(9N)L

<hr>

device  ed9   at isa? port 0xa3d0 net irq 6 flags 0xb00000 vector edintr
<hr> を加えます。すでにこのエントリーがある場合は加える必要がありません。 この時指定した、port の後の I/Oポートアドレスと irq の後の割り込み 番号を使って、初期化時に自動設定します。port は 0x?3d0、irq は 3,5,6 のいずれかのみが設定可能です。詳しくは configファイルの中身 を参照して下さい。

CONTEC C-NET(98)E-A/L-A

<hr>

device  ed8 at isa? port 0x03d0 net irq 6 iomem 0xd0000 iosiz 16384 flags 0xa00000 vector edintr
<hr> <hr>
#device  ed3 at nec? port 0xa4d0 net irq 6 flags 0x300000 vector edintr
<hr> を加えます。すでにこのエントリーがある場合は加える必要がありません。 この時、port の後の I/Oポートアドレスと irq の後の割り込み番号が DIAG で指定した内容と同じかどうか確認して下さい。

アライドテレシス SIC-98シリーズ

<hr>

device ed5 at isa? port 0x00d0 net irq 6 iomem 0xd0000 iosiz 16384 flags 0x600000 vector edintr
<hr> を加えます。すでにこのエントリーがある場合は加える必要がありません。 この時、port の後の I/Oポートアドレス、irq の後の 割り込み番号および iomem の後のメモリーウィンドウの アドレスがボードの設定と同じであることを確認して下さい。

アライドテレシス RE1000Plusの場合

<hr>

device fe0 at isa? port 0x00d0 net irq 3 vector feintr
<hr> を加えます。すでにこのエントリーがある場合は加える必要がありません。 この時、port の後の I/Oポートアドレスと irq の後の 割り込み番号がボードの設定と同じであることを確認して下さい。

割り込みレベルと割り込み番号については 割り込みレベルと割り込み番号 を 参照して下さい。

さて、configファイルを書き換えたらカーネルを作成しリブートします。 まだイーサネットボードには LANケーブルをつながないで下さい。

<hr>

        # cd /sys/pc98/conf
        # config SARU
        # cd ../../compile/SARU
        # make depend all install
        # sync; sync; sync
        # reboot
<hr>

メモリーチェックなどの後コピーライトメッセージを表示しデバイスを プローブします。そのとき

LGY/LGHシリーズおよびIF-2766ET/AD-ET2-T

ed0: address 00:40:26:03:xx:xx, type LGY-98 (16bit)

EGYシリーズおよびC-NET(98)E-A/L-A

C-NET(98)E-A/L-Aは、EGYとして認識されます

ed9: address 00:xx:xx:xx:xx:xx, type EGY-98 (16bit)

C-NET(98)E/L, C-NET(9N)L

ed8: address 00:80:4C:xx:xx:xx, type CNET98E/L (16bit)

SIC-98シリーズ

ed5 at 0xd0 irq 6 maddr 0xd0000 msize 16384 on pc98
          ed5 address 00:00:f4:0d:xx:xx, type SIC-98

RE1000Plusの場合

fe0: address 00:00:f4:yy:yy:yy, type RE1000

と表示されれば成功です。このとき、addressの後の数字がボードの MACアドレスと一致していることを確認して下さい。

注意

ボードに LANケーブルをつなぐまでは起動にかなり時間が かかることがあります。エラーメッセージも出る場合がありますが 気にしないで下さい。誤った設定で接続すると世界中に迷惑を かけることになるので我慢して下さい。


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